もちろん、私は噛みました。
皆さん、お疲れ様です。
早速ですが、ミャンマー🇲🇲ヤンゴンシリーズ第2弾
ミャンマー人の嗜好品であります。
ミャンマーの噛みタバコ〜クーン〜
クーンはミャンマーの噛みタバコの事で、ヤンゴン市内だけではなく、国内のいろいろな地域で見かける事が出来、ヤンゴンなどでは主に路上の屋台で売られています。
台湾や東南アジア、インドなどで一般的に見られる噛みタバコと同じ種類と言われ、ヤシ科の植物であるビンロウの果実の種子をカットして、石灰を溶いたものをキンマ(コショウ科コショウ属の植物)の葉に塗布したものでくるんだものを口の中に入れてガムの様に噛みます。
他の地域同様、ミャンマーも人によって好みがある様で、ビンロウ種子以外にも、タバコの葉や多種のスパイス、砂糖なんかも入れるそうです。
このビンロウの種子には、ニコチンと同様の刺激・酩酊作用や依存性があると言われており、クーンはもともと重労働を強いられる労働者が疲れなどを癒す事が目的に作られたそうですが、現在では幅広い年齢層で愛用者がいる様です。
ただし、女性には好まれていない様です。
その理由としましては、、、、
先ず、噛みタバコと言うぐらいですから、口の中に入れて、噛み続けます。
すると強烈な刺激が口の中に広がります。
唾液が分泌される成分が含まれておりますので、その唾液を吐き出します(この時、絶対に飲み込んではいけません)
吐き出した際、真っ赤な血の様な唾液が見られます(ビンロウの種子の成分)
街中で真っ赤な唾液の後が見受けられます(まるで吐血したかの様に)
石灰を含んでいる事から、赤くなった唾液とともに歯に褐色の歯石が付いたりする事から、女性からはあまり好まれないそうです。
常習性のある人は、口腔粘膜炎をおこし、酷くなると、口が開かなくなるそうです。
このクーンについてWeekly Eleven誌が
「口腔ガン患者は、ガン患者全体の10%程度だが、その90%は噛みタバコを愛用する人に発生し、その愛用者が多いインドと東南アジアでは、口腔ガンは5番目に多い疾病となっている。また、これらの地域では口腔ガン患者は増えている」とするWHOの報告を発表しました。
と言う事もあり、各機関がこのクーンを無くす方向に進んでいるそうです。
一度、ご賞味あれ。
以上です。